ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド

発売して2ヶ月もたつのかーって思って、ネタバレも大体解消された頃だろうしいい加減批評を書きたいなと思い書くことにした。
当たり前だけどネタバレはあるのでその辺はご注意を。
さてさて。今までのゼルダシリーズは主人公はリンクじゃなかったわけですが。え?リンクだよって?名前変えられるじゃない。
今作は名前を変える事はできない。リンクはリンクのまま。今までの主人公とプレイヤーかイコールで結ばれていたものが今回ではそれがなくなった。では何が我々プレイヤーとリンクを繋げてくれるのかと言えば、記憶と言うものでありまして。ハイラル世界に記憶のないまま、何もわからないまま放り出されたリンクとプレイヤーが交わるわけです。リンクだけにプレイヤーとリンクがリンクしたわけですね、ぷぷぷ。
失った記憶を取り戻しながらゼルダと言う伝説を追及していく物語、それが今作。毎度の事ながらゼルダって大して活躍してない癖になんでゼルダの伝説なんだよって思う。でもそこにもやっぱり意味が隠されていて。まず人なんて客観的にしか語ることしかできないじゃないですか。だから客観的に、語り部としてゼルダが選ばれた。ゼルダが語る伝説であって別にゼルダ自体の伝説ではないのです。証拠としてリンクは喋りませんからね。ゼルダが自分の意思で語るからそれが伝説として残るのです。神に選ばれたからと言って一般人が人に認知されるわけじゃない。結局目立つのはお姫様なのです。
次にガノンについて。相変わらず彼はぶたさんなんですね。悪役っぽくて好きですが。
ブレスオブザワイルド、野生の息吹きと言う意味のサブタイトルですが、これも結構意味があります。
文明崩壊後(乗っ取られた後)の世界でリンクが駆け回るこのゲーム。公式がピックアップした敵とはなんでしょう。そう、ガーディアンです。歯車とかシャフトとかで構成された人工兵器。それをぶっこわしながらストーリーは進むわけです。向こうはレーザー光線使うくせにこっちは弓や剣と言った原始的な武器ばかり(例外はあるけど)。
人間の癖に自然に味方し、人間の癖に人工物を破壊する。それがブレスオブザワイルド。
今作すげー面白かったな。スイッチの起爆剤と言っても過言じゃない。今までの物と大分赴きは違うけど、すんなり受け入れる事が出来たのはしっかりとゼルダの伝説をしていたからかも知れない。